
サブスク収入を音楽で作る方法|配信とメンバーシップの違い
音楽の配信だけでサブスク収入を作るのは、思ったより時間がかかります。 再生ロイヤリティより先に、ファン向けの月額メンバーシップを検討したほうが早く数字が動きます。
理由と始め方を、方法ごとの数字で説明します。
音楽でサブスク収入を作る3つの方法
音楽で継続的な収入を作る方法は、大きく3つに分かれます。仕組みと始めやすさが違うので、表で比べます。
| 方法 | 収入の仕組み | 始めやすさ |
|---|---|---|
| 配信の再生ロイヤリティ | 再生回数に応じた印税が入ります | 配信登録だけならすぐできます |
| ファン向けメンバーシップ | 月額会費がそのまま収入になります | 先に固定ファンが必要です |
| オンラインレッスンの月謝制 | 毎月のレッスン料が収入になります | 教える技術と時間が要ります |
次から、それぞれの現実的な数字を見ていきます。
配信の再生ロイヤリティだけで暮らせるほど稼ぐのは難しいか
結論から言うと、配信だけで生活できる金額に届くのは現実的ではありません。
配信代行会社のTuneCore Japanが公開している目安では、Spotifyなどでの1回の再生で入る金額はおよそ0.3〜0.5円です。0.4円で計算すると、月1万円の収入には2万5,000回の再生が必要になります。
2万5,000回は、フォロワーが少ない状態ではすぐには届かない数字です。再生数が伸びるまで、数か月から数年かかることも珍しくありません。
配信を始めること自体はよいのですが、収入の柱として最初から期待するのは危険です。
メンバーシップ型はどのくらいの人数で意味のある額になるか
個人が現実的に選びやすいのは、note定期購読やFanboxのようなメンバーシップ型です。月額の会費がそのまま収入になるので、再生数に左右されません。
例えば500円の月額を50人が続けると、月の収入は2万5,000円になります。100人なら5万円です。人数がそのまま収入に直結する点が、配信との一番の違いです。
ただし、メンバーシップは先にファンがいないと成立しません。会員が0人の状態からいきなり始めても、続ける人は集まりません。
オンラインレッスンの月謝制という道
楽器や歌を教えられる場合は、月謝制のオンラインレッスンも選べます。
例えば月3,000円で月2回のレッスンを提供する形にすると、生徒が10人集まった時点で月3万円の収入になります。教材の継続配信を組み合わせると、レッスンが無い週も収入が途切れません。
この方法は教える技術が前提になるので、誰にも当てはまる方法ではありません。得意な楽器や歌がある人向けです。
メンバーシップはどのプラットフォームを選べばいいか
メンバーシップ型で代表的なのは、note定期購読、pixiv FANBOX、CAMPFIREコミュニティの3つです。
note定期購読は、テキストや音源の配信に向いています。すでにnoteで発信しているなら、同じ場所に会員だけのコンテンツを追加できます。読者を別の場所に移動させる手間がかかりません。
pixiv FANBOXは、イラストや音楽の作り手を応援する文化が根付いています。楽曲の制作過程を配信するような使い方と相性がよいです。
CAMPFIREコミュニティは、オンラインサロンに近い形です。レッスンや質問対応など、双方向のやり取りを含めたい場合に向いています。
どれか1つに絞る前に、今すでに発信している場所があるなら、そこと同じプラットフォームを選ぶのが一番始めやすい選び方です。新しい場所を一から育てる手間がかかりません。
つまずきやすいのはどこか
3つの方法に共通して、つまずきやすい時期があります。
- 配信は再生数が伸びるまでの期間が長く、収入になるまで待つ時間が必要です
- メンバーシップは最初の数人が集まるまでが一番苦しい時期です
- 月謝制やメンバーシップは、毎月コンテンツを用意し続ける負荷が続きます
どれも「始めた後に何が大変か」が事前には分かりにくい部分です。
副収入としての税金はどう考えるか
サブスク収入は、給与以外の所得として扱われます。会社員の場合、副業の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。
配信の印税もメンバーシップの会費も、合算して考える必要があります。金額が小さいうちから記録をつけておくと、後で慌てずに済みます。
まず何から始めればいいか
固定のファンが今まだいない場合は、配信やメンバーシップより先に、SNSなどで聴いてくれる人を集めることから始めてください。
理由は、メンバーシップも月謝制も、先にファンや生徒がいないと成立しないからです。配信の登録は、そのあとで十分間に合います。
すでに発信している場所がある場合は、次の1歩として、その場所にメンバーシップの案内を1つ出すことから始めてください。反応があった人数が、そのまま最初の会員候補になります。