あなたの「成功」は本当にあなたのものか
年収1000万、タワーマンション、管理職のポジション──これらは社会が定義した成功の形ですが、それを手に入れた人の約40%が「思ったほど幸せではない」と感じているというデータがあります。これは「到着の誤謬」と呼ばれる現象で、目標を達成しても満足感が持続しないのです。
本当の成功とは、自分の価値観に沿った生き方ができている状態です。他人の物差しで測った成功は、達成しても虚しさが残ります。以下の5つのワークで、あなただけの成功を定義しましょう。
ワーク1:人生の8分野に点数をつける
以下の8分野それぞれに、現在の満足度を10点満点で採点します。
①キャリア・仕事
②お金・経済
③健康・体力
④家族・パートナー
⑤友人・コミュニティ
⑥学び・成長
⑦趣味・楽しみ
⑧社会貢献・使命
全て10点を目指す必要はありません。自分にとって重要な分野で7点以上を取れていれば、それがあなたの成功です。逆に、社会的には成功していても重要な分野が3点以下なら、バランスの見直しが必要です。
ワーク2:葬儀スピーチを書く
スティーブン・コヴィーが『7つの習慣』で紹介した有名なワークです。自分の葬儀で、家族・友人・同僚・地域の人の4人にスピーチしてもらうとしたら、何と言ってほしいですか?
「あの人は年収が高かった」と言われたいですか? それとも「いつも温かい言葉をかけてくれた」「困ったときに必ず助けてくれた」と言われたいですか? このワークで書いた内容があなたの真の成功の定義です。
ワーク3:ロールモデルの共通点を見つける
具体的な分析方法
あなたが「この人のように生きたい」と思う人を5人挙げてください。有名人でも身近な人でも構いません。次に、5人の共通点を3つ以上見つけます。
例えば、「自由な時間がある」「好きなことを仕事にしている」「家族との時間を大切にしている」が共通点なら、あなたにとっての成功は「自由・情熱・家族」がキーワードです。年収や社会的地位よりも、これらが満たされる状態を目指しましょう。
ワーク4〜5:価値観の優先順位と成功宣言文
ワーク4:価値観カードソート──以下の20の価値観から、自分にとって重要な上位5つを選びます。自由、安定、冒険、家族、創造、貢献、成長、健康、誠実、美、知識、影響力、独立、協調、感謝、情熱、平和、富、友情、愛。上位5つに絞ることが重要で、「全部大事」は選ばない覚悟が必要です。
ワーク5:成功宣言文を作る──上記のワーク全てを踏まえて、「私にとっての成功とは〇〇である」という1文を作ります。例:「私にとっての成功とは、好きな場所で好きな人と、創造的な仕事を健康にできている状態である」
この宣言文を手帳の最初のページに書き、毎月1日に読み返しましょう。半年後に書き換えたくなったら、それはあなたが成長した証です。
まとめ:成功の定義を持つ人は迷わない
自分だけの成功の定義を持つことで、キャリアの選択、時間の使い方、人間関係の優先順位が明確になります。他人のSNSを見て焦ることもなくなります。今日中にワーク1の「8分野の点数づけ」だけでも試してみてください。自分の現在地が驚くほどクリアに見えるはずです。
