「やりたいことがわからない」は異常ではなく普通
リクルートの調査によると、20〜40代の約72%が「やりたいことが明確に言えない」と回答しています。これは決して異常なことではなく、日本の教育が「やりたいこと」より「やるべきこと」を優先してきた結果です。
重要なのは「やりたいことは見つけるものではなく、掘り出すもの」という認識です。あなたの中に必ずある「本音」を、5つのステップで掘り起こしていきましょう。
ステップ1:「やりたくないこと」を100個書き出す
逆説的ですが、やりたいことが分からない人は「やりたくないこと」なら山ほど出てきます。満員電車に乗りたくない、上司に怒られたくない、夜遅くまで働きたくない──まずは制約なしで100個書き出しましょう。
100個書き出したら、それを裏返します。「満員電車に乗りたくない」→「在宅で働きたい」「上司に怒られたくない」→「自分の裁量で仕事したい」。やりたくないことの裏返しに、あなたの本音が隠れています。
ステップ2:子供時代の「夢中体験」を掘り起こす
社会の価値観に染まる前の自分を思い出しましょう。小学校3年生の頃、放課後に何をしていましたか? 時間を忘れて熱中したことは? 誰にも言われずに自分からやっていたことは?
ある40代の会社員は、この質問で「虫眼鏡で色んなものを観察していた」ことを思い出し、そこから「分析・調査が好き」という自分の本質に気づきました。子供時代の夢中体験には、大人になっても変わらないコア・パッションが含まれています。
ステップ3:「得意なこと」を他人に聞く
フィードバック分析のやり方
自分の強みは自分では気づきにくいものです。家族・友人・同僚5人以上に「私の強みは何だと思う?」「私にお金を払ってでも頼みたいことは何?」と聞いてみましょう。
共通して出てくるキーワードが、あなたの真の強みです。3人以上が同じことを挙げたら、それは間違いなくあなたの才能です。自分では「こんなの当たり前」と思っていることが、実は他人から見ると特別なスキルだったということは非常によくあります。
ステップ4:「好き×得意×需要」の重なりを見つける
ステップ1〜3で集めた情報を使い、3つの円のベン図を描きます。
円1:好きなこと(やりたくないことの裏返し+夢中体験)
円2:得意なこと(他者フィードバック)
円3:需要があること(お金になる・人に求められる)
3つが重なる部分が「やりたいこと候補」です。最初から1つに絞る必要はありません。3〜5個の候補が出れば上出来です。
ステップ5:小さく試して「体感」で判断する
候補が出たら、頭で考えるのをやめて体で試しましょう。副業として3ヶ月やってみる、週末だけ試してみる、関連するコミュニティに参加してみる。実際にやってみて「もっとやりたい」と感じるものがあなたの「やりたいこと」です。
大切なのは完璧を求めないこと。「これかもしれない」くらいの感覚で十分です。やりたいことは一度見つけたら終わりではなく、人生のフェーズに合わせて変化していくものです。
まとめ:「やりたいこと」は探すのではなく実験で見つかる
「やりたいこと」は天から降ってくるものではなく、自分の内面を掘り起こし、小さく実験する中で見つかるものです。まずは今日、ステップ1の「やりたくないこと100個」を書き出すことから始めてみてください。30分で人生の方向性が見え始めるはずです。
